どうも、平下です。現在2020年8月21日14時34分。
お盆も終わり、8月も後半戦に差し掛かりましたが株式相場は堅調。
米株市場では連日NASDAQが過去最高値更新、Appleは一時時価総額2兆ドル超え、
Teslaはきのう6.5％超上昇し、株価は2000ドルを超えてきました。
Apple 10年チャート
Tesla 10年チャート
Apple、Tesla共に圧巻ですが、目に付くのは今年3月以降の上昇角度。
上の10年チャートで見るとほぼ垂直、90度近い上昇になっています。
Appleは3月23日安値の224ドルが、きのう473ドルと111％上昇。
Teslaは3月18日安値の361ドルから、きのうの2001ドルまで454％上昇。
時価総額世界最大企業のAppleが半年も経たずに株価2倍超、
Teslaはきのうの上昇で時価総額が米ウォルマートを超えたそうですが、
ハイテク株が全体相場を牽引する流れはまだ全く翳りが見えません。
今月は米国が中国のSNSウィーチャット禁止、
ファーウェイ禁輸強化と米中関係悪化が懸念される材料が出ましたがお構いなし。
米企業とウィーチャットとの取引を禁止する大統領令が中国のApp Storeにも適用された場合、
Appleの損失は年間250億ドルを超えるという声もありますが、Appleの株価は微動だにせず。
いまのところ米中対立はブラフとみているのか、全く警戒していないようです。
マザーズ指数 日足チャート
日本ではマザーズ指数の上昇が際立っており、6月高値をあっさり更新。
日経平均は6月高値を更新した後に伸び悩んでいますが、マザーズ指数は高値更新が続いています。
マザーズ指数 長期月足
ただ、マザーズ指数の2004年以降の月足チャートをみると高値にはまだ遠く及びません。
2018年1月につけた直近高値にも隔たりがあります。
手詰まり感の漂う夏枯れ相場で活況を呈していますが、こうして改めて月足をみると動きは至ってマイルド。
2018年から今年の3月まで一貫して下落が続いていた影響もあり、
一気に巻き返す動きとなりましたが上昇の中身を見ると、
昨年10月上場のBASE<4477>がマザーズ市場時価総額6位
昨年12月に上場したばかりのフリー<4478>マザーズ市場時価総額2位と、
上場して1年未満の新興企業が大きくマザーズ指数を押し上げています。
フリーは3月安値から株価2.6倍、BASEは3月安値から株価13倍とやり過ぎ感は否めず。
上がるから買う、買うから上がると言う状況になってきていますが、
NASDAQにしろマザーズ指数にしろ、そろそろスピード調整が入るのではないでしょうか。
まぁ、こういった在り来たりな予想はまず当たらないものですが、年内に予想を振り返って見たいと思います。
暁投資顧問 平下
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