スルガ銀行　不正融資問題　収束せず

 

 

スルガ銀行<8358>が売られています。

 

スルガ銀行の第三者委員会が実施した調査の概要によると不正融資の規模が1兆円に上るそうです。

 

シェアハウス運営のスマートデイズ破綻で明るみに出た不正融資ですが、

 

スマートデイズの投資家だけでなく他の投資用不動産融資でも不正融資を行っていたようです。

 

日経記事によると融資総額の3割超、不動産融資の半分程度が不適切に実行されていたそうです。

 

「事故は買い、事件は売り」という相場格言がありますが、

 

今回は典型的な“事件は売り”のケースです。

 

東芝、オリンパスと問題になりましたが1度不正に手を染めると、

 

大抵の場合その規模は大きくなっていくようです。

 

11時16分の時点でスルガ銀行はストップ安水準となっていますが、

 

他の銀行に売りは波及していません。

 

スルガ一行の問題で終わるならセクターへの影響は軽微だと思いますが、

 

もし他行で似たような問題が顕在化した場合はセクター全体に売りが波及しそうです。

 

暁投資顧問　平下