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今週の日経平均株価歯週間ベースで 円の下落となりました。
ただ、6月20日につけた安値22167．16円は大きく上回っており、
下落が下落を呼ぶような展開にはなっていません。週後半は底堅さが感じられました。
外国為替相場では22日15時00分時点でドル円が1ドル＝109円98銭、
1ドル＝110円付近でもみ合いが続いていますが、前週末より僅かに円高に振れました。
円高の進行が限られたことが週後半の下げ渋り要因となりました。
貿易戦争リスク再燃を受け、日経VIは週間ベースで上昇。
現在17.60ですが、20を超える場面はありませんでした。
日経VIが20を超えてくる様だと、日経平均株価は22000円を試す展開もありそうです。
市場心理はまだそこまでリスク回避に傾いてはいません。
前週の投資主体別売買動向では海外投資家が現物318億円買い越し、先物5160億円買い越し
合算で5477億円の買い越しでした。
万年逆張りの個人投資家は現物・先物合算で2146億円の売り越し。
先週の日経平均株価は週間ベースでしっかり上昇しており、この内訳は予想通りでした。
以前からずっと感じていることですが、1週間前の売買動向を翌週公開というのはやめてほしいですね。
当日分を引け後に出して欲しいものです。
さて、今週は米中貿易摩擦を懸念し大きく下げる場面がありましたが、
日経平均株価はやや持ち直して1週間を終えました。気になるのはNT倍率。
日経平均株価とTOPIXの動きがかなり異なっています。
日経寄与度の大きい値嵩株主導で日経平均株価は下げ渋っていますが、
TOPIXの週足を見ると五月最終週の安値を下回って引けています。
セクター間格差も大きく、銀行株や自動車株が全く冴えない半面、
日経寄与度の大きいファーストリテイリングはやけに強く、今年1月の高値よりも上にあります。
恐らくどこかで不均衡が是正されるでしょう。
出遅れているセクターに資金が循環するようであれば、全体相場上昇。
逆に日経平均を押し上げている値嵩株が下落すれば全体相場下落、そんな風にみております。
暁投資顧問 平下
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