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今週の日経平均株価は週間ベースで523.15円高、22694.50円で引けました。
4勝1敗で6月8日は下落しましたが4日から7日まで4連騰。強い1週間となりました。
週足は陽線が示現しましたが、きょうの下落で上髭がつきました。5月下旬の高値には及ばず。
一番の株高要因は米国株の上昇でしたが、SQを意識した売り方の買い戻し、
そして先物売買の影響も大きかったのではないかと思います。ちなみにSQ値は22825.20円でした。
ドル円は2018年6月8日大引け時点で前週末よりもやや円安に振れましたが、週足では長い上髭が示現。
1ドル＝109円50銭付近で推移していますが、先安感はなく足元はやや円高基調。
ドル円の週足チャートを見ると3月19日にボトムを付けた後はドル高円安に振れています。
ただ、長期トレンドはドル安円高トレンド継続中。
日経VIは前週末16.39から1週間で16.05まで下落しました。
ただ、6日には14.36まで下落しましたが、7日、8日と上昇しており週足は陽線が示現。
今週は特にサプライズ等もなかったため、穏やかな動きとなりました。
ただ、南欧リスクも本質的には解決していませんし、米長期金利も再び上昇しています。
切っ掛け次第ではいつ動意付いてもおかしく無い状態ですね。
前週文の投資主体別売買動向では海外投資家が現物・先物合算で5663億円の売り越し。
前週の日経平均株価は週間ベースで下落しましたが、全体相場が下げた週はやはり海外投資家は売り越していますね。
対照的に下落すると買ってくるのが個人投資家。
前週の個人投資家は現物・先物合算金額ベースで2048億円の買い越し。
まぁ、これは想定通りで特に売買動向にサプライズはありませんでした。
今週は日経平均株価上昇しましたので、恐らく海外投資家は買い越し、個人投資家は売り越しになっていると予想。
来週は米朝首脳会談、FOMCと注目イベントが続く
今週は非常にしっかりとした展開となりました。
ただ、SQという特殊要因の影響も大きく、本当の強さが試されるのは再来週以降になるでしょう。
来週は12日の米朝首脳会談、13日のFOMCと注目イベントが続きます。
特に注目されるのはFOMC。
CMEのFedWatch Toolでは利上げ確率93.5％と非常に高い確率での利上げが予想されています。
5月米雇用統計も賃金の伸び以外は予想を上回っており、利上げはまず間違いないでしょう。
今週は米雇用統計の結果を株式市場が好感したような形でしたが、
南欧リスクや米長期金利上昇による新興国経済への影響などリスクの芽は残っています。
前回、利上げを決定した3月21日のFOMC後、3月22日の日経平均株価は211円高と堅調に推移しましたが、
翌日3月23日は974円安と大きく下げています。
米朝首脳会談の結果を好感して一時的に上昇するかも知れませんが、それより大事なのは実体経済。
値動きに振り回されないように立ち回りたいと思います。
暁投資顧問 平下
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